8.組合づくりをお手伝いします

 労働組合をつくることは、憲法に保障された労働者の権利です。にもかかわらず、経営者の多くは、組合を嫌い、組合をつくらせないために、様々な妨害をしてきます。妨害を許さず、組合をつくるためには、いろいろな手順・準備が必要です。

1.まず、仲間をつくろう。

 一人でも組合はできます(全国精労協は、個人組合員を認めています。一人でもはいれます)。でも、組合員は多いに越したことはありません。一人でも多くの仲間を集める、これが鉄則です。

2.はじめは、ばれぬよう。

 経営者の妨害が予測されますから、はじめのうちは、経営者にばれないよう仲間を集めることが必要です。いつオープンにするかの判断が大事です。経営者に結成通告するまで伏せておくのも、ごく普通のことです。

3.こんな準備はしておいたほうがよい。

  • 職場の労働条件の調査・点検
  • 病院の実情の調査
  • 労働組合法・労働基準法の勉強、職場に労働基準法の違反があるかどうかの調査
  • 先輩の経験に学ぶ

4.全国精労協は、いつでも相談窓口を開いています。

 準備段階から、全国精労協がお手伝いできることは、たくさんあります。職場の労働条件や病院の実情など、他の病院との比較で実態が明らかにされてきます。

 組合づくりに予行演習はありません。

 組合づくりの経験豊富な全国精労協から学び、組合づくりに役立ててください。

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